意味がなければスイングはない (文春文庫) 価格: 570円 レビュー評価:4.5 レビュー数:9 著者の音楽に対する主張が詰まっている。
スィングとタイトルにしてあるので、ジャズと思いきや
クラッシックからJポップまで取り上げている。
著者の音楽に対する誠実さが行間にあふれている。
1つの音楽論の最後の部分は、「なるほど、なるほど」と納得する程である。
音楽の造詣の深さを示している一冊である。
読んでみよう。
意味(内容)を読み取ろう。
スィングしよう。
音楽を聴こう。
次の音楽論を期待しよう。
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少年カフカ 価格: 998円 レビュー評価:4.5 レビュー数:21 村上春樹編集長『少年カフカ』新潮社
『海辺のカフカ』を読んだたくさんの読者が繰り出す「あれはこうで、これはああか?」という怒涛の質問攻めに、作者の村上さんが「こうでもない、ああでもない、でもそうかもしれない」とひとつひとつ丁寧に答えていきます。『海辺のカフカ』刊行後、数か月間だけインターネット上で繰り広げられた読者と村上さんとのやり取りを記録したのが本書です。
「また村上さんの本か…、ほんとうに好きだよなぁ」と呆れられるかもしれませんが、ほんとうに好きなのです。
ずいぶんと多く人が『海辺のカフカ』を読んで、ず |
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村上春樹 イエローページ〈3〉 (幻冬舎文庫) 価格: 800円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 混乱する人がいると思うので単行本との関係を説明すると、
これは荒地出版社から出た『村上春樹イエローページPart2』の文庫版です。
「Part1」は2分冊で文庫になったのに、今回は1冊にまとめられています。
(だから、ちょっとややこしい)
扱われている作品は『アンダーグラウンド』『約束された場所で』『スプートニクの恋人』
『神の子どもたちはみな踊る』『海辺のカフカ』『キャッチャー・イン・ザ・ライ』。
文庫化にあたって『アフターダーク』から最新作『1Q84』第1部・第2部を踏まえた加筆が随所に施され、
「まえが |
キャッチャー・イン・ザ・ライ 価格: 1,680円 レビュー評価: 4.0 レビュー数:228 1951年に『ライ麦畑でつかまえて』で登場してからというもの、ホールデン・コールフィールドは「反抗的な若者」の代名詞となってきた。ホールデン少年の物語は、彼が16歳のときにプレップ・スクールを放校された直後の生活を描き出したものだが、そのスラングに満ちた語り口は今日でも鋭い切れ味をもっており、ゆえにこの小説が今なお禁書リストに名を連ねることにもつながっている。物語は次の一節で語りだされる。 ――もし君が本当に僕の話を聞きたいんだったら、おそらく君が最初に知りたいのは、僕がどこで生まれただとか、しみったれた幼年時代がどんなものだったかとか、僕が生まれる前に両親はどんな仕事をしていたかなんて |
辺境・近境 (新潮文庫) 価格: 500円 レビュー評価:4.0 レビュー数:24 旅行記はむずかしい。
あまりに私的なことを長々と書かれても辟易するし、かといって、単に見たものを淡々と書き連ねられても退屈なだけだし・・・・。
多くの場合(特に3流作家に多いのだが)、「何故この程度のことで、ここまで大仰に驚いたり、感動したりするの?」と、あきれる場合が多い。
その点、この本は、ノモンハンのような「辺境」も、讃岐うどんや神戸のような「近境」も、それぞれに抑制のきいた記述にもかかわらず、その場の臨場感を見事に表現している。
私は、メキシコの濃密な空気や、讃岐うどんの店のたたずまいやうどんののど越し、ノモンハ |
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