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ポートレイト・イン・ジャズ 和田誠・村上春樹セレクション 価格: 2,520円 レビュー評価:4.5 レビュー数:7 和田誠、村上春樹、お気に入りのジャズですから、悪いはずがありませんね。それはさておき、付属の村上春樹が書いているライナーノーツがとにかくいいです。ジャズにまつわる個人的な逸話です。他では読めない文章ですので、それだけでも価値があります。 |
1984 [DVD] 価格: 2,940円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 有名な「1984」のDVD化で楽しみにしていますが、ウィンストン・スミス役をP・カッシングが演じたBBC版も是非DVD化して欲しいです。 |
トニー滝谷 プレミアム・エディション [DVD] 価格: 4,935円 レビュー評価:4.5 レビュー数:30 村上春樹原作の同名短編を、市川準監督が映画化。ジャズ・ミュージシャンの息子として生まれ、「トニー」という名を付けられた主人公がイラストレーターとなり、仕事先の編集部員、英子と結ばれる。幸せな結婚生活で唯一の問題は、英子が次々と新しい洋服を買うという依存症だった…。イッセー尾形がトニーを淡々と演じ、英子役の宮沢りえも、言いようのない焦燥感を絶妙に表現する(彼女は妻の“身代わり”となる女性と2役を好演)。 ゆっくりと左方向へ動いていくパン(水平移動のカメラワーク)が心地よい。トニーの幼い頃の生活から、仕事、結婚生活と移りゆく日々が、走馬燈のように画面を流れていく。カメラと被写体 |
100%の女の子 / パン屋襲撃 [DVD] 価格: 3,780円 レビュー評価:4.0 レビュー数:8 原作への思い入れがあるほど、作品への自分なりのイメージがあるので、想像とは全く異なる映像だとどうしてもがっかりしてしまいます。
村上作品のスタイリッシュさは、ある程度時代を超えた魅力があると思うのですが、それを映像にしてしまうと、バブルの頃に作られた映像なので、どうしても時代を感じて厳しかったです。
内容自体は、朗読を基本にした学生の自主制作映画みたいで、特に映像にする意味がないと思いました。
村上春樹が好きなだけの自分にはきつかったですが、監督や室井滋ファンなら、よかったのかも。 |
1Q84 BOOK 1 価格: 1,890円 レビュー評価:3.5 レビュー数:255 文体は、素晴らしいです・・
細部まで、リアルに想像することができました。
でも、構成がアニメチックで、時間つぶしに読むような今時の携帯小説?(にしては長すぎますが)少女漫画?
そんな中身のない、深みのないイメージでした。
心に響くものがない。それは私に問題があるのか、小説に問題があるのか。
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1Q84 BOOK 2 価格: 1,890円 レビュー評価:4.0 レビュー数:162 BOOK2に入り、青豆が最後の大仕事にとりかかるあたりで、ストーリーが動き出します。
このBOOK2で見え始める「恋愛小説」の部分は、私はそれなりの評価はしているため、BOOK1より評価は上にしました。
「からだを求めあう男女関係」を結び続けてきたあまり、真に求めている(求めるべき)「心のつながり」の存在があったことに気付かなかった(もしくは忘れかけていた、避けて通っていた)ことに気付く過程を、ありきたり感なく描けていると思います。
といいつつもこの評価なのは、この小説の宗教的部分というか、ファンタジー的部分が全く理解できなかったからです。
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めくらやなぎと眠る女 価格: 1,470円 レビュー評価:4.5 レビュー数:4 第1弾だった『象の消滅』は黄色だったが、
今作は赤色(濃いピンクか??)の装丁。
ちょっとクリスマスカラーっぽくもあります。
村上春樹の短編集には違いないのだが、
外国の読者に向けて編集され、
アメリカで英語版で出版された短編集と同じ構成で
日本で発売されるという「逆輸入」感覚が新鮮です。
村上春樹の小説ってもともと翻訳っぽい文体なんですよね。
本人も翻訳をするしね。
外国でも人気が高く国際派である村上春樹の
面目躍如の短編集なので |
風の歌を聴け [VHS] 価格: 4,725円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 何だか80年前後が懐かしく感じられた。真枝寺君江が実に美しい。小林薫、室井磁などの若い頃も観れます。 村上春樹の原作ファンの評判は非常に悪いが、新しいところがないにせよ、ATGだけあってか結構楽しんで観れた。小説とはぜんぜんちがうものだけど、少なくとも自分は、観た後に何かが心に感傷を残した。大森一樹作品の中では観る価値があると思う。 |
トニー滝谷 [VHS] 価格: 16,800円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 村上春樹氏の短編集『レキシントンの幽霊』所蔵の「トニー滝谷」をうまく映像として表現できていると思います。
まあ、そもそも村上氏の「トニー滝谷」自体がフィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』のワンシーンにヒントを得て書かれたものだとは思いますが、物質主義による逆説的なニヒリズム、すなわち虚無感という、現代人の誰しもが心のどこかで感じているだろうものを、宮沢りえ氏の好演や、空虚感を醸し出させる映像の工夫によって、視聴者は感じることができます。 |
ヤナーチェク:シンフォニエッタ&ルストラフスキー:オーケストラのための協奏曲 価格: 1,050円 レビュー評価:4.5 レビュー数:2 『1Q84』人気で、本CDも再プレス盤が既に出回っている。
なぜか、Amazonには在庫が無いようだが…他サイトでは今なら新品が注文できるので、ご確認あれ。
演奏内容は、何といっても小澤征爾がまだまだ若い頃(ボストン交響楽団の音楽監督に就任する3年前)の録音であり、才気に走りすぎた感もある。
しかし、名門オケを任されて以降の小澤征爾は、考えすぎ慎重になりすぎる傾向が感じられるので、この時期の若々しい指揮ぶりは貴重。
トロント響との『トゥランガリーラ交響曲』や、パリ管とのチャイコフスキーの交響曲第4番などと並んで、“小澤が一番面白かった頃”の代表 |