| 遠い朝の本たち (ちくま文庫) 価格: 609円 レビュー評価:4.5 レビュー数:7自らの意思でクリスチャンになり、読書家で、戦争体験があり、国際結婚をして、イタリアで生活をし、夫とは死別して、という須賀さんの個人的な事を知っていても、また知らなくても楽しめる、著者と本に纏わるあるいは、その本に、本を読んだときに由来する様々なものに対する感情や記憶や想いを綴った散文です。
 
 
 とても特徴のある、語りかけているようで、突き放してもいるような、それでいて分かる人にだけ伝わればよい、と思わせたり、誰をも包み込むような話しかけ方だったり、と、著者をもっと知りたくなりる不思議な文体です。須賀さん特有の、誰にも真似出来ない、恐らく自身で掴み取ってき
 | ぼくの血となり肉となった五〇〇冊 そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊 価格: 1,890円 レビュー評価:4.0 レビュー数:11例によって連載をそのまま並べただけという手抜きはなしで、今回は有名なネコビルと、その周りに何軒か借りているというマンションの書庫を編集者と歩きながら、これまで読んできた本を語りおろしまくるというオリジナルが、はしがきも含めて238頁まで続くという豪華版。週刊文春で5週間に一度掲載されている立花さんの連載は基本的に新刊書ばかりなので、こうやって、これまでの読書経験を前に持ってきたり、挟んだりして、バランスをとっているんだと思います。
 
 1963年の異常気象が歴史的異常気象であったことや、日共系のバクロ雑誌に『眞相』というのがあり、その復刻版が1981年に出ていたと
 | 10年後あなたの本棚に残るビジネス書100 価格: 1,260円 レビュー評価:3.0 レビュー数:27最強ペア神田さんと勝間さんの読書成長記録(笑)。彼らをロールモデルとしている僕にとっては本当に素晴らしい企画です。ありがとうございました。
 持続性の高い、不変の原理原則を説いている本が多いと思います。
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| 教養のためのブックガイド 価格: 1,680円 レビュー評価:4.0 レビュー数:8教養のためのブックガイド
 高校生の子どもの国語科の先生のオススメ・・・こっそり購入してみました。
 この国語科の先生、「熱い」情熱の塊で、本当はこの先生の現代国語を受講してみたいのです。
 ぱらぱらとめくると、なるほど、色々な分野の書籍が紹介されています。しかも「大学生になった君!!読んでみ給え」みたいな代表的文学が並んでいるので、これを目安に硬くなった中年の頭に「文学に触れる」風を吹き込もうと思います。
 本屋さんに行く暇の無い私にはとても助かるガイドブックです!!
 | 東大教師が新入生にすすめる本 (文春新書) 価格: 987円 レビュー評価:3.5 レビュー数:9こういう本のためのガイドは重要です。
 
 本を読んでいて、どういう本を読めばいいのか一番悩むところ。
 
 その悩む選書を、東大で最先端を研究している研究者がしてくれるわけだから、本当に助かります。
 
 それと同時に、本の読み方、いわゆる読書術も書かれています。
 
 それに、率直な意見やコメントが多い良心的な本だと思います。
 
 | 新書365冊 (朝日新書) 価格: 840円 レビュー評価:3.5 レビュー数:25評論・コメンテータが書く 新書365冊の評
 
 まず、新書という比較的薄い本ではあるのですが、300冊を超える量を読んでいることに
 対しすごいと思います。それだけで充分価値はあります。
 構成は、法、教養など各分野別に新書の優劣を付けています。とても良い本は
 2ページあまりをかけて説明し、もう一つの本は3?4行ぐらいの短いコメントで
 まとめてあります。
 読み進めてゆくと、彼の明確なスタンス、評価の方法がわかりますので
 自分が読みたい本をこの中から見つけることもできると思います。
 巻末のWo
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| ちょっと本気な千夜千冊虎の巻―読書術免許皆伝 価格: 1,680円 レビュー評価:4.0 レビュー数:5本当は『千夜千冊』を購入したかったのだが、10万円という価格に尻込みしてしまい、『虎の巻』になってしまった。しかし、当代屈指の編集者であり思想家でもある松岡正剛がインタビュー形式で「すべてを語る」という試みにすっかり嵌ってしまった。まさに読書案内「高速ツーリング」(松岡氏の弁)である。ただ、ちょっと触れてみるだけというのは酷である。欲求不満は隠せない。結局、「全7巻+特別巻」を買うことになりそうだ。こうした流れを生み出すのも編集工学のなせる業なのか?
 | 独断流「読書」必勝法 (講談社文庫) 価格: 660円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3清水の文章とサイバラの絵でおくる、どつき漫才的、古典名作ブックレビュー。
 
 清水が的確な文章で紹介し、サイバラがまぜっかえすのは、このシリーズのパターン。
 
 サイバラの新ネタは、「念力で読む」
 「じっちゃんの顔にかけて(金田一少年のパロディ)」
 
 清水の文章は、派手さはないのだけど、腑に落ちることが多くて、好きです。
 
 ちなみに、この本を読んで『高野聖』を再読しました。
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| ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論 (文春文庫) 価格: 540円 レビュー評価:4.0 レビュー数:221.内容
 評論家・立花隆さんの読書論、書斎論、読書日記がまとまったもの(ただし、1995年まで)。若干具体的に書くと、古典にとらわれないで最新の内容を追っかけるべきであること、本の収納について(たとえば、日本の部屋は板張りなので、コンクリートの建物でも床が抜けやすい、など)、秘書公募の顛末、立花さんの読書体験、『週刊文春』に連載された「私の読書日記」など。
 2.評価
 さすが、一流の評論家は違うな、と感じた。以下いくつか。
 (1)私は、立花さん流の古典叩きが嫌いだったが、著者の圧倒的読書体験から導かれた教訓であり、説得力があった。
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 | お厚いのがお好き? 価格: 1,680円 レビュー評価:4.0 レビュー数:16哲学と聞くと、読む前に厳重装備をして取り組まなくては!と思って身構えてしまいます。そして、その準備がめんどくさくなって結局ポ?イ(-。-)y-゜゜゜
 が!しか?し!!この本は違う!!本当にマンガ感覚で読める本です。試験期間中に現実逃避をしたくなって何気なく手に取ってしまうスラムダンクのように、気軽に手にとれる本。
 それが「お厚いのがお好き?」です。こんなに面白い本があるのに購入しないなんて、スラムダンクを知らずにバスケットボール部に所属するほど残念なこと。
 さぁさぁカートに入れて、お厚い旅に出かけましょう(笑)
 | 誤読日記 (文春文庫) 価格: 870円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2快刀乱麻の趣で、研ぎ澄まされたプロ精神と底の見えない教養をベースに、
 生前骨太の書評を書いていた「あの」米原万里をして、自分が俎に乗らないで
 よかったと胸をなでおろさせた斉藤美奈子。
 米原の「打ちのめされるようなすごい本」を読んで以来、どんな傑物かと
 気になっていたのですが、このたび平積みになっているのを偶然見かけ、
 迷わず購入。
 
 いやあ、すごいですこれ。もとが「週刊朝日」の連載だったということも
 あるらしいですが、「うちのめされるような―」と違って、持ってくる本は
 有名人本や政治家
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